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更新:2015年10月時点

原書の単語について  TANGOKUNを使って調べた結果を少し紹介いたします。第一弾です。

取り上げた書物は全部で12冊です。少し古い原書も含め主にビジネス書と一部村上春樹さんの小説で英語に翻訳された 書物2冊を取り上げました。

やり方ですが、まず原書の本文をまるまるTANGOKUNにかけて単語帳を作成しました。何千という単語がそれぞれの書物で 出てきますが、中学レベルを除いた一般的な単語を出現頻度の多い単語上位20単語を整理してみました。

その後、例えばドラッカーの書物5冊をまとめて比較もしてみした。上位20個の単語で何が言えるか、専門家でもないので分かりませんが この整理した結果を見て皆さんが何か気づくところがあれば良いかなとも思います。

私なりに、あれこれと感じたことを書きますが、ご参考にして頂ければそれで十分です。

■ ドラッカーの書物5冊:

ドラッカー単語比較

・ドラッカーの代表的な書物なのでご存じの方も多いと思います。ドラッカー特有の単語として気になる単語には色を付けています。 organization、management、decision、task、manager、などの他に、executive、objectiveなどが気になります。ここに出ている 単語だけ覚えても結構ドラッカーの読破に役にたつと思います。

・ドラッカーの本を読んでいると、ここでは上がってきていませんが ”integrity”という単語も重要な単語です。 日本語に訳すと、真摯、気骨、矜持 などになると思います。因みにmanagementの本では26回出てきています。

■ 次に今回取り上げたドラッカーの5冊の本をまとめてみました。同じく上位20までの単語を整理してみます。

ドラッカー総合単語比較

・この表を見るとドラッカーの主張がどこにあるのか非常に分かりやすくなります。management、organization、manager 、decision、objective、control、task、institutions、effective、individualなどが一種のKey Wordになっているようです。

・ドラッカーの書物は、いろいろな経験や社会・企業に対する知識など総動員しないと良く理解できないといわれています。 読む方の年齢や経験の深さで書物から受け取るメッセージも変わるかもしれませんが、ドラッカーが常に主張しているフレーズ で使われているこれらのボキャブラリーをしっかり自分のものにしておくことが重要ではないでしょうか。

・できれば原書と邦訳を両方読破し、比較しながら、TANGOKUNで作成した単語集を参照し、しっかり読み込んでいけば 理解も一気に深まります。

■ クリステンセンの書物3冊

クリステンセン単語比較

・クリステンセンの代表的な書物3冊を取り上げました。イノベーションのジレンマは随分と昔になりますが、多くの共感を呼び 沢山の人に読まれました。私も邦訳と原書を読み込みましたが、原書はそれほど語彙的に難易度が高くなかったと記憶しています。脚注 が多く、脚注を読むことが結構大変でした。

・当然ながら使われている単語は、disruptive、disk、innovation、sustain、growth、などが頻出です。技術用語も多く 産業、組織、企業などの関連語も良くでてきます。

・3冊目のSeeing・・はちょっと傾向が変わり出てくる単語も前2冊と異なります。theory、incumbent、motivation、strategy、opportunity などが特徴的です。

クリステンセンの本は産業や技術視点の単語を強化するにはよさそうな書物ではないでしょうか。

■ 村上春樹の書物2冊:村上春樹の2冊(ノルウェーの森と海辺のカフカ)です。

村上作品単語

村上春樹単語比較

・村上春樹の英訳されている2冊をTANGOKUNにかけて単語を抽出してみました。村上春樹は熱狂的なファンも多く、 いろいろと研究されていますので、素人の私がいろいろと言うのはおこがましいので、整理された単語帳を とりあえずご紹介します。

・英訳は米語では無くイギリス英語です。米語と同じ意味でも英語綴りなので、スペルが異なる単語が良くでてきます。 小説の内容に準じた単語ですからなるほどな!とうなづける単語がでてきますが、原文を読んでいくのは結構骨がおれました。

・村上ファンの方なら日本語で読み込んでおられるのは当然と思いますので、ぜひ英訳の村上春樹も読まれて 村上春樹の世界を堪能されたらと思います。

■ その他の書物2冊:GoogleとLean inの2冊です。

・この2冊は皆さんも良くご存じだと思います。Googleは「私たちの働き方とマネジメント」で邦訳されて いますし、Lean inも邦訳されています。共にIT業界では有名な企業と人物であり、読んでみると なかなか面白い内容が書かれている書物です。賛否両論らしいですが・・

グーグルとリーンイン単語

・googleの本は結構社員の採用に関する記述が多いように思います。世界一優秀な人間を採用するためにあれこれ工夫を している場面がでてきます。そのためかcandidate、employee、hire、search、data、processなどがその 場面に関連した単語です。またinnovation、success、insightなども特徴的な単語です。世界一の革新企業を 自負している企業ですから。

・Lean inはいきなりcareerです。女性の働き方や子育てとの両立、苦悩、など一級のいわゆる日本でいうキャリア ウーマンがその経験を中心に書き込んだ書物です。女性の生き方や仕事と家庭との両立を考える人たちに参考に なるのではないでしょうか。シェルリサンドバーグはあまりにもスーパですが、でもそこは同じ人間ですから 共感できるところがあると思います。

・facebook、female、gender、leadership、mentor、colleague、success、employeeなど 特徴的な単語が目白押しです。原書はそれほど難易度も高くなく、ボリュームもそこそこ、内容もわかりやすので 読破のハードルはそれほど高くないと思います。もちろん邦訳も出ています。

■ まとめです:簡単にまとめてみます。

・原書を読むというのは、殆どの人にとってやはり楽ではないと思います。相当まじめに勉強してきた人 でも、慣れるまではそれなりの努力と忍耐がいると思います。

・語彙、文法、表現、という壁と、その書物が書かれた背景知識や関連知識がないとやっぱり苦痛です。でも何冊か 読み込んでくると読み方もわかってきて、慣れもあり、苦痛が徐々に和らいできます。

・ここで取り上げた12冊の書物はどれも有名な本で、内容も非常におもしろいものです。TANGOKUNを使い全文を 入力して単語帳を作り、自分なりに整理しながら、原書も読みいろいろと考えてみました、手前味噌になりますけど やはり単語が読む前に全部わかっているのは精神的なハードルをかなり下げることができます。